
旅立つ前に空港の本屋さんによったら、この本がありました。
帰ってまいりました、執事です。
今回、編集協力として涼がお仕事させていただいたビジネス書です。
ありがとうございました。
書籍の販売はプロである書店さんや出版社さんにお任せするとして、
一読した感想を。
みなさんは『靴のヒラキ』ってご存じでしょうか。
恥ずかしながら執事は存じ上げませんでした。
ヒラキは神戸に本社をおき、兵庫県下で展開する元々シューズショップの会社です。
5o刻みの180円ベビーシューズというヒット商品を生み出し、
その後、180円のスニーカーまで販売しました。
180円スニーカーを作ったその会社が、
ふだんどんなことを指針として仕事をしているのか、
そういう思いが綴られています。
靴供養というイベントを催したり、オフィスはワンフロアにこだわったり、
最近は神戸の元町に『hyypia』という婦人靴専門店もオープンしました。
執事はヒラキ流というコラムの『A3男』が印象に残りました。
"だからヒラキでは、A4よりA3のコピー用紙の方が早くなくなっていくのです。"
とコラムは閉められています。
なぜ印象に残ったのか語りたいのはやまやまですが、
興味をそそられた方は書店でご覧になってくださいませ(笑
読み終えたあと、一つ思い浮かんだことがあります。
テレビのCMや新聞の広告、街角の看板や自動販売機や営業車、
それらをみかけると、時々友人達のことを思い出します。
何かがあるということは、そこに人がいるということが常ですが、
普段は必要以上に感謝したり思いやったりはしていません。
会社の名前やマークという単純なきっかけから、
その向こうに働いている友人達の顔が浮かんできます。
でもって、立場は違っても負けられないよなって気持ちになります。
この本の中にもヒラキの社員さんの顔こそ載ってはいないものの、
いくつも短いインタビューが載っています。
読み終わって、単純にヒラキで靴を買わなくちゃ!とはなりませんが、
やっぱりそこに息づく声を聞いて共感すると、
今度見かけたときは寄ってみようかなと思えました。
もう少し、ヒラキのことが知りたくなりました。
posted by しがない物書き椿屋 at 01:51
| 京都 ☁
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本の匂