2006年01月16日

はじめまして、本の虫でございます。

「関西どっとコム」のメルマガ内にて、
1月より新たに本紹介のコーナーを担当することに。

毎週、マンガ&書籍を各1冊ずつ。
「本の虫」なる珍虫が薦めています。
ご主人様とタッグを組んで、みなさまの読書欲を刺激する次第です。
どれ、ちょっくら読んでみようか。
という奇特な方がおられましたら、以下の手順通りに進んでください。


関西どっとコムのHPにアクセスする。
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そこで読書部メール購読にチェック。
これでOK!


当サイトで紹介している「本の匂」とかぶることもあるかもしれませんが、
レアな生き物の暮らしぶりが知れるので楽しめるかと思います。
お暇つぶしに是非どうぞ。




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関西どっとコムメルマガ
Weeklyどっとコム・読書版
1月10日号
http://www.kansai.com/

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みなさま、お初にお目にかかります。
ワタクシ、本の虫でございます。
初回なので、少々お上品に取り繕っております。

すぐに化けの皮も剥がれることでしょう。剥いでも剥いでも虫ですが。
ワタクシ、日々是読書が生きる糧。
とはいえ、少々朝に弱いので1日2食がライフワークの基本です。
そんなわけで、ワタクシが食しているブックスなるものを
ちらりと自慢させていただくのが、この新コーナーの意図。

あ、決めたのはワタクシのご主人様(=担当編集A)でして。
記念すべき第1食目のテーマは、「リニューアル→変化」。
ベタい!そのまんまですやん!!

ご主人のセンスを疑いますな…やれやれ。
なんて大きな声では言えません。聞こえたりしたら、明日の食事が…。
地獄耳のご主人がやってこないうちに始めることにいたしましょう。

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【本の虫に餌づけ】1食目
【01】『天(そら)は赤い河のほとり』全28巻 「いつかこの赤い土に還ろう」
【02】『山月記』 「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」
【03】編集後記
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【01】 『天(そら)は赤い河のほとり』全28巻 「いつかこの赤い土に還ろう」        
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このちょっとばかし長いタイトル。
会話の中で何度も出てくると難儀です。
ゆえに「天河(てんかわ)」と略して呼ぶ。
これ、愛読者の間では常識となっております。

「赤い河」が何川を差しているのか分からん人は、
一般常識ちょいヤバです。
折角ですから、一緒に地理の教科書を購入することをお勧めします。

ごくごくフツウの中学生だったユーリ(夕梨)が、
デートの最中に突然水溜りの中に引きずり込まれて、
目が覚めたら、なんと!古代ヒッタイト帝国。
ありえな〜い。なんて禁句ですよ。
そういう設定なんですから。

ファンタジーってそれが醍醐味でもあることですし。
まあ、これも大きな(環境の)変化っちゃあ変化ですが…。

骨太なストーリー展開に惹き込まれて、ワタクシ、過食気味…(汗)
歴史にも詳しくなり、恋愛要素にもドキドキできて、
戦術だって学べるお得な作品となっております。

「わたしの生きる天(そら)はここにあった
 この天の下にわたしは生きて
 いつかこの赤い土に還ろう
 わたしの生きる天は この赤い河のほとり
 そしてこの赤い大地!!」(14巻より)

日本に帰るよりも、
カイル(=らぶらぶダーリン。ヒッタイトの王子)の傍にいると決意したときが、
この物語のターニングポイント!

一番の『変化』は、ユーリの成長ぶりですな。ふむ。

■『天は赤い河のほとり』
著者:篠原千絵
出版社:小学館
価格:各410円(税込)


【02】『山月記』 「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」
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たかが詩のために、妻子を捨て、友を捨て、挙句の果てには
自我さえも手放すに至った主人公・李徴を、
「愚か者よ!」と詰ることは、いささか難儀なことでしょう。
いや、立派にお馬鹿さんなんだけれども(苦笑)

ここに描かれているのは、誰もが持っている危うい衝動。
そして、誰もが陥る可能性のある人生の奈落。
虎となり、人としての全てを失ったことが
彼にとって最大の不幸だったかどうか…。
奈落の底にある「何か」に惹かれながら貪り食いましたよ。げぷっ。
草叢から届く慟哭に、身の裂かれる気がした本の虫でございます。

国語の教科書でお馴染みの、虎になるこの物語。
「変化」というより「変身」だろ!
と思わず突っ込んでしまった、そこのアナタ。
「変身」で思い出した作者は、カフカか東野圭吾あたりでしょうか。
どちらかによって年齢がバレますね。

本の虫、暇さえあれば辞書をも食い散らかす癖アリ。
国語の教科書というのも、意外と滋味なもんです。
しかし、中島さんったら『山月記』以外は名が知れてないな…。

■『山月記』(「李陵・山月記 改版」に収録)
著者:中島敦
出版社:新潮文庫
価格:380円(税込)

さぁて、来週の本の虫は♪
●本の虫、ピクニックに行く。
●人生(虫生?)最大のピンチ!
●初めてもらった誕生日プレゼント。
の3本で〜す。
なんて嘘で〜す。
※某アニメのエンディングとは似て非なるモノなのでご了承ください。
この某アニメは次回のテーマに全く関係ありません。

ほかにも書評取りそろえております。
きしやんのオススメ本は

推理小説
http://blog.kansai.com/kisyon/2

ハッピーバースデー
http://blog.kansai.com/kisyon/1

本の虫とご一緒にお楽しみ下さい。


【03】編集後記                        
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世界にはまだまだ不思議な出来事や生物が沢山います。
私の飼う“本の虫”も同じく稀にみる珍虫。
レアものです。

さて、話は変わりますが、一昔前より子供の活字離れが騒がれております。
しかし、「日本一怖い ブック・オブ・ザ・イヤー」によれば、30代からの読書が
一番少ないようです。
本を読む人…、実はこちらもレアなのかも知れません。

それでは、
常盤新平さん、植草甚一さん、高橋源一郎さん、そんな本を愛する皆さんの
後に続いて、私の本の虫が少しでもみなさまの読書のきっかけになることを祈って、
次週にお会いしましょう。


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編集人  アンドレ天井
発行     関西どっとコム

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posted by しがない物書き椿屋 at 03:53 | 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ
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