2011年11月29日

小説×舞台

有川浩新作「ヒア・カムズ・ザ・サン」(新潮社)は、
ハートフルな芝居で多くのファンを持つ演劇集団キャラメルボックス
新作公演のあらすじからスタートした風変わりなコラボ作品。

それはキャラメルボックスの公演チラシにあった、たった7行の文章。

真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。
彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。
強い記憶は鮮やかに。何年経っても、鮮やかに。
ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。
カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。
父は、ハリウッドで映画の仕事をしていると言う。
しかし、真也の目には、全く違う景色が見えた……。


実はこれ、チラシをつくった段階では台本はできておらず
この7行しかこの世に存在していない作品のカケラでしかなかった。
そこから生まれる、演出家・成井豊氏と作家・有川浩女史
それぞれの物語を読みたい!と言ったある役者の願望がそのままカタチになった一冊。

加えて、上演された舞台を観た後にそこから着想を得て執筆された
パラレルワールド的な作品も収録されていることにも注目したい。

DSC_0057.JPG

ちなみに、ワタシは公演と新潮社オンライン販売のみの
キャラメルボックス限定スペシャルカバー(著者サイン入り)を入手。
写真の主人公を演じるのが、この物語を生み出すきっかけになった役者。
装丁は公演チラシの写真を使っているというわけ。

発売日を舞台初日に間に合わせてくれれば言うことなかったけど…
劇場近くに住む友人が仕事終わりにわざわざ
ロビーまで買いに行ってくれたので良しとしよう。



posted by しがない物書き椿屋 at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本の匂
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