2013年10月19日

「ときどき交替 いいことです」

今朝、職員室の机に白い封筒が置いてあった。
「山田先生」と書かれた一通の手紙。
差出人は、講師仲間(かつ大先輩)の先生だ。
彼は、芦屋で「E.S.ことば塾」を運営されている。
「ことば」のプロフェッショナルの一人である。

中には、10月9日付けの「出会い詩集」の文章が印刷されたものが入っていた。
タイトルは「試験監督」。
以下、引用させていただく。

台風がかすって通って行くのだろう、ちょうど横殴りの雨の中
講師仲間に頼まれて、高校3年25組の試験監督のため臨時登校する
生徒もわたしも初めての顔で、お互い疑心暗鬼、妙な出会いである
中学からの一貫暮らすで、男子ばかりのアニマルたち
数Uのテストでは、こっちもちんぷんかんぷんだが、奴らもまた…
20分もすれば、机に突っ伏して寝てしまうもの数十人
起きてこちらを凝視し、すきをうかがっている奴もいる
中に大わらわになって必死に取り組むのもいて、感じがいい
羽織ったカーディガンのよく似合うハンサムボーイも
17歳の健気さと聡明と、無邪気さと混乱とが並んでいる
彼らは、もうすぐ大学に行き、社会人にもなるのだろうが
ちょっと心配もし、期待もかけてしまう、そんな試験監督
窓からまた夏の日差しが。台風は通り過ぎたのだろうか
答案回収して、教室を出ようとすると、ご苦労さまの声があった


そのコラムの下に、手書きのメッセージ。

 ときどき交替 いいことです
 また食事会も!


次の定期考査では、ワタシが替わりに試験監督に行こう。
宮崎先生、ありがとうございました。
posted by しがない物書き椿屋 at 22:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
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