2014年01月29日

再会

昨日の取材先は、
花結いを生業とするアーティストTAKAYAさんと
おばんざいの料理教室を主宰する五感食楽の小平さん、
さらにはベトナムフレンチXUANのオーナー夫妻。

TAKAYAさんと初めてお会いしたのは2009年。
いまはなき某雑誌のインタビュー記事のためだった。
その美しい作品の数々をモノクロでしかご紹介できず
いつか必ずリベンジを!と思っていたところ
今回のブライダル本での取材で実現したというわけ。
昨年末に念願の作品集を出版されたばかりで
ますますの進化に刺激をもらったひととき。

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和婚のヘッドドレス 生花でつくる花嫁の髪飾り」(誠文堂新光社)

インタビューの内容については記事をご覧いただくとして(笑)
印象的だったのは帰り際に言われたひとこと。
「爪が印象的だったんですよ。前回は赤い色でした」

驚くと同時にうれしくもあり、
爪にお金かけておいてよかったぁ、としみじみ(笑)
そういうことで記憶に残ることができるとは。

次に訪れた五感食楽さんのところでは、
ドアを開けた瞬間に、
「ああ!思い出しました!!」と笑顔で迎えられる。
メールや電話でのやりとりでは、
以前一度お会いしたことを覚えてはらない様子だったのが、
「お顔見たら分かりました。覚えてます!」と。
かれこれ…10年くらい前だろうか。
ごあいさつ程度の話しかしていないのに
私の中ではけっこう印象深い女性だったので
今回の取材が決まって、会えるのを楽しみにしてて。

DSC_0064.JPG

寒い中の訪問を労ってくださり、あったかいお茶と
美味しいみたらし団子をごちそうしてもらった。
「椿屋さんというお名前から椿の器にしてみました」
なんて、心配りでのおもてなしに
素敵な女性やなぁ、とこれまたしみじみ。
お皿から団子がはみ出てるのはご愛嬌ってことで(笑)
感じ入ることの多い時間を過ごさせてもらったなぁ。

さらには、手土産にとご自身の料理本まで!
kyoto_okazu_saijiki.jpg
京都おかず歳時記 五感食楽 季節のしたく」(京阪神エルマガジン社)

そして、次に行ったのは――
3月21日リニューアルオープン予定のXUAN。
前の住まいの大家さんでもあったオーナー夫妻の仮家での撮影。
いま工事真っ只中なので。
1年ぶりに食べた桑島シェフの料理が美味しすぎて奮えた。
オープンが待ち遠しい。

会いたい人に会えるような仕事ができるのは、本当にありがたい。
一期一会が何年もの月日を経てから、新たな実りを得ることもある。
そういうことを何度も経験すると、より一層、その一瞬に全力を傾けようと思う。
同時に、自分もそんなふうに思ってもらえる仕事人でありたいと願う。


これら諸々の記事は、4月10日発売予定のムック本にて。
詳細はまた追って告知します。
posted by しがない物書き椿屋 at 14:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | しごと帖
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