花結いを生業とするアーティストTAKAYAさんと
おばんざいの料理教室を主宰する五感食楽の小平さん、
さらにはベトナムフレンチXUANのオーナー夫妻。
TAKAYAさんと初めてお会いしたのは2009年。
いまはなき某雑誌のインタビュー記事のためだった。
その美しい作品の数々をモノクロでしかご紹介できず
いつか必ずリベンジを!と思っていたところ
今回のブライダル本での取材で実現したというわけ。
昨年末に念願の作品集を出版されたばかりで
ますますの進化に刺激をもらったひととき。
「和婚のヘッドドレス 生花でつくる花嫁の髪飾り」(誠文堂新光社)
インタビューの内容については記事をご覧いただくとして(笑)
印象的だったのは帰り際に言われたひとこと。
「爪が印象的だったんですよ。前回は赤い色でした」
驚くと同時にうれしくもあり、
爪にお金かけておいてよかったぁ、としみじみ(笑)
そういうことで記憶に残ることができるとは。
次に訪れた五感食楽さんのところでは、
ドアを開けた瞬間に、
「ああ!思い出しました!!」と笑顔で迎えられる。
メールや電話でのやりとりでは、
以前一度お会いしたことを覚えてはらない様子だったのが、
「お顔見たら分かりました。覚えてます!」と。
かれこれ…10年くらい前だろうか。
ごあいさつ程度の話しかしていないのに
私の中ではけっこう印象深い女性だったので
今回の取材が決まって、会えるのを楽しみにしてて。
寒い中の訪問を労ってくださり、あったかいお茶と
美味しいみたらし団子をごちそうしてもらった。
「椿屋さんというお名前から椿の器にしてみました」
なんて、心配りでのおもてなしに
素敵な女性やなぁ、とこれまたしみじみ。
お皿から団子がはみ出てるのはご愛嬌ってことで(笑)
感じ入ることの多い時間を過ごさせてもらったなぁ。
さらには、手土産にとご自身の料理本まで!
「京都おかず歳時記 五感食楽 季節のしたく」(京阪神エルマガジン社)
そして、次に行ったのは――
3月21日リニューアルオープン予定のXUAN。
前の住まいの大家さんでもあったオーナー夫妻の仮家での撮影。
いま工事真っ只中なので。
1年ぶりに食べた桑島シェフの料理が美味しすぎて奮えた。
オープンが待ち遠しい。
会いたい人に会えるような仕事ができるのは、本当にありがたい。
一期一会が何年もの月日を経てから、新たな実りを得ることもある。
そういうことを何度も経験すると、より一層、その一瞬に全力を傾けようと思う。
同時に、自分もそんなふうに思ってもらえる仕事人でありたいと願う。
これら諸々の記事は、4月10日発売予定のムック本にて。
詳細はまた追って告知します。
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