2005年06月28日

プロたるもの

わたしが気に入っている四条の本屋には、いつも汗をかいているイメージの店員さんがいる。
ウエストのベルトがやたらくい込んでいるのが気になる上に、恰幅がいい割に俊敏な動きをするので、目が離せない。
彼は、なんというか、まあ、オタクっぽい。
同じクラスや職場にいたら、決して必要以上に仲良くしようとは思わない感じのオーラを醸し出している。

が!
彼の仕事ぶりは素晴らしい!!
その知識量には畏敬の念すら覚えるほどだ。
なにしろ、わたしが見つけられない漫画(この時点でかなりマニアック)を、タイトルを聞いただけで作者を判断し、出版社を特定し、なおかつ場所も思い出せるのだ。
本屋によく設置されている検索の機械よりも優秀。
しかも、聞いているのはほぼ少女漫画!
それもすごい(笑)

しかも過去に遡って、もはや絶版か?!といった本について聞いたときも、パソコンで検索はするものの、頭の中の引き出しから出てくる情報の方が早くて正確ときたもんだ。
ほっほぅ。
これこそ、給料をもらって労働力を提供するプロたるものの姿勢ではないか。
ああ、お願いです。
d○nの店長さま。
彼の夏のボーナスをどうか奮発してあげてください。
いま2階売り場から彼がいなくなったら、きっと客の3割は大きく落胆することでしょう。
そして、本ひとつまともに探し出せない若いバイトの対応に苛々し、足が遠のくことでしょう。
プロたるもの、スタッフの能力を正当に評価するのも仕事のうちですから。
posted by しがない物書き椿屋 at 00:00 | 京都 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 日々まにまに
この記事へのコメント
素晴らしい店員さんですね!!
どこの本屋にもそういう人がいてくれたら
どんなにいいか・・・もう、最近の店員と
きたら、客に探させても平気ですもんね(怒)
プロたるもの、こうあってほしいです。
Posted by たかしば at 2009年11月07日 04:35
>たかしばさま
このへんの日記は前ブログから以降したものなので、久しぶりに読み返しました(笑)

残念ながら、このスーパー優秀な書店員さんは退社されたらしく(確かめました!)、もうそのミラクルスーパー仕事ぶりを拝見することは叶わないのですが…いつかどこかで!と秘かに期待している今日この頃です。
Posted by 涼 at 2009年11月09日 20:14
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