やっと、しっくりきた。
哲学者が「悲しみはこれこれ」と言うとき
小説家は「これこれが悲しみ」と書く。
という行(くだり)を読んで。
ははん、そういうことか、と。
なになにということ、というフレーズを誉めてくれたのは、そういう意図があったからか。
哲学者と小説家が紡ぐぞれぞれの「これこれ」が決してイコールじゃなくても、「悲しみ」は表現できるものではないか。
なんて考えながら。
花の色や形や香りが美しいのではなく、多少の例外はあるとして、須らく花というものは美しい。
そう思うように、人の記憶と感情と脳は何かにコントロールされている。
極論かもしれないが。
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