ここは、万引き防止のためにナイロンの内側にタグが入っている。
CDショップではお馴染みのアレですね。
ということは、必ずそのタグを取らないと「ここに万引きがいますよ!!」とブザーが店内に鳴り響くわけで。
店員さんたちはせっせとナイロンを剥がしていくのだが。
ちょっと待った!!!!
ナイロンそのままにしてほしいんですけどっ!
そりゃあ丁寧に破ってはくれてるけど、ツメが引っかかったりして傷むこともないとは限らんし、雨降りそうやったら濡れるかもしれんからナイロンは必須やし、基本カバーは断る派なのでむき出しになるし。
とにかく、納得いかない。
なので、「ナイロンそのままにしてほしいんですが」と言ってみたところ。
「タグが入ってますので・・・」と研修中のアルバイト(?)。
「入ってますので」何ですか?
「入っていますので、お時間かかりますがよろしいですか?」
断るなら、ちゃんと断るのがサービスってもんじゃないでしょうか。
しかも、底部分に入っているんだから、カッターで切り込み入れるなりなんなりして、押し出すことは可能なハズ。
まあ、そこまで無理しろとはさすがにわたしも言いませんが。
タグつけてんのはそっちの勝手でしょ?
本好きの譲れない点を考慮しない本屋っていかがなもんかしら。
とはいえ。
結局は万引き防止のための苦肉の策なんだとしたら、それはそれで情けない。
要は時代が流れるにつれ、いろんなことを事前に防止しないと被害をこうむる世の中になったということ。
あちこちで権利の主張をすると、窮屈なことも比例して多くなる気がする。
印税確保を訴える声で立ち読みができなくなったのもそのひとつ。
いや、わたしは思いっきり立ち読み反対派なんで。
そのこと自体はとてもいいのだが。
規制が厳しくなるのは、いつだってルールを無視する人たちのせい。
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