2016年04月07日

そんなことあんのん?!

新年度。
この春から、またもや新しいガッコーでのお仕事が決まった。
毎度のことなら、ギリギリ仕様!

去年末に新校舎が完成し、なかなかに快適な空間と
家からほどよく近い距離での通勤に気をよくしていたら
女性も上着着用だの、消耗品の支給はないだの
それはそれで面倒なこともありつつ、
なんとか契約までこぎつけたわけ。

そしたら、教科会議のある日に階段の踊り場で
(絶対踊ったりせぇへんのになぜ踊り場!)
なんかどっかで見たことある顔に遭遇。
すれ違った瞬間振り返り、そりゃもう前のめりでガン見(笑)
でも名前が出てこない!
最初の漢字は分かるのに、なんやっけ!!
と唸っていたら、「山田?!」と驚かれ。

高校時代の同級生に、教育自習以来、16年ぶりに再会した。
神戸の田舎の高校生が、京都の街中の高校で!
なんじゃそりゃ。
そんなことあんのん?!

しかも、たまたま割り振られたあたしのデスク、
去年までその彼女の席であった。あはは!

そして彼女は結婚して名字が変わり、
ふたりの娘の母になっておりました。あはは…
posted by しがない物書き椿屋 at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2015年03月29日

せんせー、辞めました。

丸6年のせんせー生活を経て、今年度からビューティ学院のみに。
東山は3月6日、上宮は10日を最後に、今春から新しいことを始める。

指導をする上で、痛感していたのは
「教える」ことより「伝える」ことの難しさ。

先生は凄いわけじゃない。
倍ほど生きていれば、出来ることも知ってることも多くて当たり前だ。
だからこそ、楽しそう!と思ってもらえる先輩であれるように、
こんな人間がいれば大人になるのも悪くないと思ってもらえるように。
尊敬されるより羨ましいと思わせたい。
そのスタンスを意識しながら、教壇に立っていた。

自分が投げかける問いも、紡ぐ言葉も、すべては己に返ってくる。
新たに知ること、改めて感じること。
多くの気づきを得て、期待以上に愉快な6年だった。
ネタも山ほどいただきましたしね(笑)

彼らへのメッセージは、自らへの戒めでもある。
「運も縁も自分次第」
posted by しがない物書き椿屋 at 19:03 | Comment(4) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2014年12月22日

冬休み

気づけば師走も残すところ10日を切ってしまい、
生徒らに「どんな夏休みだったか」を聞いた話を
書こう書こうと思っていたのに、すっかり冬に。
月日の速さ、恐るべし。

インド料理店で初めてナンを食べた話とか
送り火の手伝いで大文字山に登った話とか
親友に同姓の恋人ができてた話(!)とか。

新鮮というか、衝撃というか。
いろんな刺激をもらったスピーチだったのに
ブログに書こうと思って書き留めていたメモがない!!!
いやん。

そんなこんなで、1月7日の初日までガッコーは休み。
ライター仕事をぼちぼちしながら、
今クールのドラマと深夜アニメを消化していくか。
posted by しがない物書き椿屋 at 17:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2014年05月05日

「ほうれんそうだね!」

カレンダー通りのG.W.も終了間近。
新学期が始まってやっと一月ということで
久しぶりにガッコーネタ(笑)

今年度から、
京都の東山高校(通称ガシ高)でも教えることになり
高校と一口に言ってもルールはさまざまで
新しい職場に慣れるにはもう少しかかりそうだけども。
なかなかに刺激的な毎日を送っている。

ガシ高は、京都の伝統ある中高一貫の男子校。
男子校っぽさもあるし、京都らしさもある。
男性教諭が多いのも特徴的。
南禅寺・永観堂の近くという観光地にあるため
春秋のトップシーズンは自転車通学の生徒たちが
ガッコーにたどり着くのにも苦労するのだとか。

始業式までに説明会と健康診断をすませたのだが、
そのとき真っ先に言われたのが
「ほうれんそうだね、でお願いします」という教え。

ほう……報告
れん……連絡
そう……相談

これはよく言われることなので、仕事の上では常識となっているが。
「だね」って何だ? 「だね」って!
と思っていたところ。

だ……打ち合わせ

なるほど。
ここまで聞けば、勘のいい人は「ね」が何か分かるだろうか?
興味深いのは、この話をいろんな人にしたところ
京都人はみんな即答したってこと。

「ね」、それは……。

根回し!!!

確かに、仕事は根回しが大事だし、それを痛感もしているが。
そういうことを是(善)として言っちゃうところが土地柄。
恐るべし、京都。
「ほうれんそうだね」を実践しつつ、新しいガッコーでも
愉快なネタを仕入れていきたいと思う今日この頃です(笑)
posted by しがない物書き椿屋 at 12:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2014年02月19日

卒業式@オリックス劇場

本日、晴天なり。
先週の時点で、水曜だけ天気崩れる予報だったので
キモノ着るいうたら雪か雨て!と唸っていたが…。
一説では、アツイ男の代名詞ともいわれる修造が
ソチに飛んだら日本が大雪に見舞われ、
戻ってきたら今度はソチがめっちゃ寒くなってるとか(笑)

ま、そんなこんなで。
18000円5時間かけたブレイズ(全頭三つ編み)で
卒業式に出席してきた。

何しろ、900名以上の卒業生。
講堂では不可能なので、オリックス劇場を貸し切りに。
なので、式の前に近所のカフェでモーニング☆

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基本、非常勤なので行事にはほとんど参加しないが
まあ、さすがに3年間教えた生徒たちの巣立ちくらいは。

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案の定というか、当然だが、
ソチ五輪ハーフパイプで銅メダルを獲得した
平岡卓に話題が集中する。
自分たちと同じガッコー、同じクラスに
オリンピックのメダリストがいる、なんてこと
そうそうあるもんじゃなし。
確かに、いろんな意味で刺激的な存在。
オリンピックをまた違った角度から見られたのもいい経験だろう。

式が終わってからのロビーは、
平岡目当ての人だかりですごかったけども(笑)
一度もしゃべったことなくても、存分に自慢するがいいさ。

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つつがなく(?)、一部が終了し
休憩をはさんでの二部はクラス単位での
担任からの卒業証書授与。

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3〜5クラスごとに壇上に並んでいく。

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さすがに人数多すぎて、一人ひとりの名前を呼ぶことはなかったが
各担任が言葉をかけながら証書を手渡していく様子を眺めていると、
やっと卒業式やなぁ、という雰囲気に。

ちなみに、一番ウケてたのは答辞。
部活で修学旅行に行けなかった代わりにと
クラスメイトたちが、彼がいつも鞄につけている
サイコロを持って行って写真を撮ってくれた、という
面白エピソードや、ちょくちょくはさまれる
明るい恨み節がなかなか聴かせる内容になってた。

それに対して、送辞は…あまりにもテンプレで
さら〜っと流れていった印象。
あれはもったいなかったなー。
なまじ、答辞のクオリティが高かった分、余計に。

とはいえ、いい卒業式だった。
自分の卒業式、どんなんやったっけ??と思ったりしながら。
日本一短い(と有名な?)校歌もちゃんと聴けたし(笑)
3年間働いていて、朝礼前に流れてるのが校歌やと
初めて知った衝撃はいかほどか…。

式が終われば、そこかしこで記念撮影大会。
ワタシの写真嫌いを知っている生徒たちは遠慮がちだったものの
まあ、今日ばっかりは卒業祝いということで
「写真撮って攻撃」も受けて立ち、頬が引きつる羽目に。
中には、お母様からご挨拶いただいて恐縮したり、
プレゼントもらったり、LINEのID渡されたり。
この写真、絶対Twitterに出回るなーと覚悟してたら、予想通り。

とはいえ、中には嬉しいことを書いてくれてる生徒もいて。
髪の毛レッド?みたいなってたし(ブレイズです)
それで浴衣とか本間に意味わからんけど(着物です)
あの年で(失礼な!w)したいことできてるのがすごすぎ!!
めっちゃ尊敬できるから好き!!!

なんて、センセー冥利に尽きる。

みんな卒業おめでとう。
新たな場所で、新たな縁をつないで、愉快な日々を。
運も縁も自分次第!
posted by しがない物書き椿屋 at 23:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2013年10月19日

「ときどき交替 いいことです」

今朝、職員室の机に白い封筒が置いてあった。
「山田先生」と書かれた一通の手紙。
差出人は、講師仲間(かつ大先輩)の先生だ。
彼は、芦屋で「E.S.ことば塾」を運営されている。
「ことば」のプロフェッショナルの一人である。

中には、10月9日付けの「出会い詩集」の文章が印刷されたものが入っていた。
タイトルは「試験監督」。
以下、引用させていただく。

台風がかすって通って行くのだろう、ちょうど横殴りの雨の中
講師仲間に頼まれて、高校3年25組の試験監督のため臨時登校する
生徒もわたしも初めての顔で、お互い疑心暗鬼、妙な出会いである
中学からの一貫暮らすで、男子ばかりのアニマルたち
数Uのテストでは、こっちもちんぷんかんぷんだが、奴らもまた…
20分もすれば、机に突っ伏して寝てしまうもの数十人
起きてこちらを凝視し、すきをうかがっている奴もいる
中に大わらわになって必死に取り組むのもいて、感じがいい
羽織ったカーディガンのよく似合うハンサムボーイも
17歳の健気さと聡明と、無邪気さと混乱とが並んでいる
彼らは、もうすぐ大学に行き、社会人にもなるのだろうが
ちょっと心配もし、期待もかけてしまう、そんな試験監督
窓からまた夏の日差しが。台風は通り過ぎたのだろうか
答案回収して、教室を出ようとすると、ご苦労さまの声があった


そのコラムの下に、手書きのメッセージ。

 ときどき交替 いいことです
 また食事会も!


次の定期考査では、ワタシが替わりに試験監督に行こう。
宮崎先生、ありがとうございました。
posted by しがない物書き椿屋 at 22:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2013年10月18日

絵本の力で洗脳?!

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岸和田のどこの家でも読まれている絵本があるという。
だんじりのことが描かれたその本は、岸和田の子供たちのバイブルだとか。
「それ読んでみたいな」と言ったところ、
生徒Tが「7泊8日で貸したるわ」と持って来てくれた。

Tはもちろん今年のだんじりも学校を休んだ。
青年会の集まりにも必ず顔を出している。
宿題はほったらかしでも、練習は欠かさない。
手にマメつくって、それがめくれて。
それでもだんじり精神が根強く居座っていて
「この熱気はどっから来るのか?」と思っていたら、
答えはここにあった!!

幼稚園でも紙芝居のように先生が読んでくれるのを
子供たちはみんな前のめりで聴くらしい。
「この絵本は、岸和田っ子のバイブルです!!」
岸和田仲間のSと二人で力説してた。
それって、洗脳ですよね?(笑)

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破れたところには丁寧にセロハンテープが貼ってあり、
何度も何度も大切に読んだことがうかがえる。
こういうふうに記憶に残り、人生を左右する本が
世の中にはたくさんある。
ワタシがまだ出会ってない本も。
TとSに出会わなければ、この本の存在を知らぬままだったし、
そういうことを改めて考えることもなかったかもしれない。
面白い。

そう思えば、来月開催する「ブクブク交換」も
思わぬきっかけになるかもしれない。
いままでより期待が大きくなってきた。
みなさん、ぜひご参加あれ〜!
参加希望の方は、ことり会までメールでご連絡を。
posted by しがない物書き椿屋 at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2013年09月10日

思わぬ釣果

昨日、職員室にプリントを取りに来た生徒に
「せんせーがこないだ話してくれた詩人の人いるじゃないですか」と言われ
詩人? 詩人の話なんかしたっけ??と思っていたら
「ほら、女の人と一緒に本書いてるって」
「ああ、歌人ね!」
というやりとりがあって、どんだけ記憶おぼろげよ?と脱力しそうになってたら
「その人の本、お母さんが前から気になってたみたいで。
せんせーが面白いって言ってたって言ったら、買ってきてました」
なんて言われて、マジで?!と仰け反る。
「でも、あんたにはまだちょっと早いって言われました」と言うので
そこは「本の適正年齢について」熱く語っても角が立つため(笑)
「じゃあ、卒業して大学生にでもなったら借りて読んだらいいよ」と。
にしても、いろいろ吃驚させられる。

高校生の女の子は、家に帰ったらガッコーでの授業の話を親にするんか、とか。
それでお母さんが実際に本を買ったりするなんて、とか。
よその母親は娘が読む本が早いかどうか口を挟んだりするんやなぁ、とか。

振り返ってみれば……
物心ついたときには、子どものためにと世界の有名な物語の全集があって
(十五少年漂流記、にんじん、リア王、若草物語、赤毛のアン、などなど)
高校生の頃には、母の蔵書を勝手に読み漁っていたし
(三島由紀夫「鏡子の家」、ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」、
芥川龍之介「或阿呆の一生」あたりが記憶に残っている)
本(マンガは除く)に関しては比較的、潤沢な投資をしてもらったので
気づけば読書は息をするくらい日常的なことだった。

あ、でもいま連鎖的に思い出したが、
「赤毛のアン」にハマってシリーズを読んでいたときに
そんな夢中になるほどの話か、と首を傾げられ
芥川に関しては「俺は偉い偉い言うてて鼻につく」と唾棄され
挙句の果てには「読み物としての旧約聖書」を薦められ……
意外と、親の意見って記憶に残ってるもんだわ。

ちなみに、生徒たちに薦めたのは
穂村弘が角田光代と共演している恋愛エッセイ「異性」。
24の恋愛テーマについて、女と男の立場からあれこれ考察した
なかなか読み応えのあるユーモアあふれる一冊だ。
ワタシとしては、生徒たちが読んでも十分楽しいと思うのだが
年頃の娘さんを持つ母親からしてみれば、ちょっとおませな内容なのかも?

授業では、穂村弘が回転寿司屋の変容を通して
反アニミズム的エネルギーを考察する随想を教えていた。
そのついでに、著者に関しての詳しい説明をしていたというわけ。
個人的にも好きな歌人で、どちらかと言えば短歌よりもエッセイに魅かれる。
そういえば、以前、インターネットを介して親しくなった東京の友人から
サイン入りの「絶叫委員会」を贈ってもらったことも。

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そんなこんなを思い出しながら、
自分は彼らに「本の面白さ」を伝えたくて教壇に立っているのかもと考えた。
もっと本の世界に触れてみてはどうか、と伝えたい。
だから、余談が多い(笑)
回転寿司屋の話から、銀座久兵衛まで飛んだり、母校に回転寿司屋が出来た話したり。
そして、生徒らからは「お寿司食べたなる」と口々に言われる。
しめしめ。
今後ふとした拍子に回転寿司屋を見て、穂村弘を思い出し
何かのきっかけで本を手に取ることもあるかもしれない。
ほんの少しでも記憶に引っかかる授業が出来れば、上々だ。
posted by しがない物書き椿屋 at 15:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2013年08月09日

まずは一旦、受け止める。

10日間の夏期講習、終了。
ゲストのお話はどれも面白くて、タメになった。
ここだけの裏話が満載だった(笑)

贅沢な面子で、生徒たちはそれぞれ得るものがあったはず。
世の中には思ってるより多くの、多彩な仕事があって
そこに行き着く道もさまざまということが知れただけでも
彼らにとっては収穫だったのでは。
いろんな価値観に触れて、それらをひとまず受け止める。
消化吸収はそれぞれの意欲次第!
いつか、何かを決める際に、何気なく思い出してくれればいい。

後期は、浴衣の着付け講座も追加。
女子5人とがっつりお稽古を。

5日も続けて練習していると、日に日に上達する彼女たち。
若いだけのことはある!

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最終日には、向かいの視聴覚室で別の講習を受けていた友だちに自慢したり。
キモノに興味を抱いてくれたようで、京都に買い物行きたい!って言ったり。
よしよし。
こうやって地味〜に和装の良さを広めていくのも大切なことだわ。

みんなに、ワーキャー言われてると、一人が慌てて隠れる。
どうやら明日の花火大会に着て行くらしく、カレシがそこにいたもよう。
かわいいねぇ。
青春の1ページを間近で見てきたなぁ。
トータル、実りのある夏であった。





〜本日のささこと〜
内田「このあいだ、若い人に『折り合いをつけることの大切さ』を説いていたら、『それは妥協ということでしよう』と言われた。妥協したくないんだそうです。『妥協』と『和解』は違うよと言ったんですけれど、意味がわからないらしい。」
鷲田清一・内田樹「大人のいない国」(文春文庫)より





※「ささこと」とは、刺さった言葉の略。小説、マンガ、ドラマ、映画、さらには友人知人との会話に至るまで……さまざまな状況で見聞きした言葉の中で、ワタシの心が奮えたものの記録です。
posted by しがない物書き椿屋 at 19:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2013年06月09日

まずは国語ちゃう?

けっこう前から話題になっている、小学校の英語教育について。
ワタシは、はなっから疑問を抱いている。
とくに、英語の時間を確保するために国語の授業数を削るという旨。
こらこら。

6月1日付の朝日新聞「天声人語」において
作家であり、ロシア語の同時通訳者として活躍した
故・米原万里の言葉が引用されていた。
「日本語が下手な人は、外国語を身につけられるけれども、
その日本語の下手さ加減よりもさらに下手にしか身につかない」と。

まったく、その通りだと思う。
言語の習得に関して幼児教育が有効なのは6歳までと聞いたことがある。
家庭内や語学教室で母語として数ヶ国語を身につけるのと
小学校に入ってから勉強として教えられるのは同じではないだろう。
うちのガッコーの英語教師にも投げかけてみたが賛成意見はなかった。
日本語もろくにしゃべれやしないのに、グローバルな人材を育成したって意味がない。
将来性を考慮して外国語を学ぶ前に、いま暮らす日本のことを知るべきではないか。
高校生たちに国語(現代文)を教えるからこそ、そう思う。
ライターとして言葉を発信していたときも思っていたが、なおさら切実だ。

そんな折、
愉快痛快なエッセイを書かせたら3本の指には入る(と思っている)
漫画家・西炯子の著書「一生中2じゃダメかしら?」の中で
ほんとそうね!という話を読んだ。
同じ日本語を使っているのに会話ができない馬鹿な輩は
「めんどくせ!」っていう魔法の言葉でやっつけちまえばいいよ、という。
(要約には多分に独断と偏見が加味されてるのでご了承を)
とはいえ、まあ、教壇ではそうもいかないのが現状なので
頼むから、小学生の国語の授業を減らさないでおくれよ。
posted by しがない物書き椿屋 at 21:58 | Comment(7) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2013年05月12日

勉強より大事なこと

水曜、『藁の楯』を観て帰ってくると
どうにも鼻づまりがひどくて、首を傾げていたら
翌日の夜には採点中にツーっと鼻水が垂れるほどになり
翌々日には朝から本格的な風邪の兆候。
ぼーっとするし、喉と鼻の奥が痛いし、節々がギシギシするし……
しかし、どうしてもこの日に返却せなあかん小テストがあって
鞄に熱さまシートを放り込み、行きがけに風邪薬を買って
なんとか一日(ぶっ続け5コマの授業)を乗り切った。
へろへろになりながら、シートを貼って職員室で残業してたら
やってくる生徒たちに「せんせー、どうしたんー?」と訊かれ
「朝からがっつり風邪ひいてますのよ」と答えたところ
「えー、うそー」「ほんまにー?!」などと驚かれ
「それやのにあんないっぱいしゃべってくれてありがとー」と言われたので
「仕事ですから」と返したら、「かっこいー!」と誉められ(?)
「はよ治るといいですね〜」と労ってもらったり。
けっこう声も嗄れてたし、ぼんやりしててプリントの数間違ったり
(これに対しては、「珍しいですね、せんせ」と言われたが…)
生徒の名前を呼び間違ったりしたが、気付かれてなかったなら良しとしよう。

そんな中、お世辞にも成績がいいとは言えない数人の女子グループにも
同じように「どうしたん??」と訊かれて、「風邪ですよ」と言えば
帰り際に、至極自然に何の衒いもなく「せんせー、お大事にー!」との言葉。
普段、とんちんかんな反応ばかりしている手の焼ける生徒だけに感心した。
隣に座るYせんせに、「ああいう一言は大切ですよね」と振れば
「すぐ返してきよったもんなぁ、やりやるな、あいつら」としみじみ。

宿題をしょっちゅう忘れる男子が、隣の席の休んでる生徒のために
課題のプリントを必要な枚数だけ取って机に入れてあげたり、
授業中何かと言えば私語の多い男子が、クラスメイトの遠征のお土産から
チョコレートをお裾分けしてくれたり。
目を離すとすぐ寝ようとする男子が、荷物が重そうだとパッと手を差し伸べ
教室や職員室まで颯爽と運んでくれたり。

テストの点数や授業態度がいいだけが大事じゃないってことを
毎日ささいなことで再確認させられるのはありがたい。
もちろん、勉強も大事やけども!
人を思いやるには、余裕が不可欠だからこそ
自分はいま「いっぱいいっぱい」になっていないか、
いつでも彼らに問われている気がする。





〜本日のささこと〜
「いいか、友達は共感、恋人は直感だ」
ドラマ「家族ゲーム」のセリフより





※「ささこと」とは、刺さった言葉の略。小説、マンガ、ドラマ、映画、さらには友人知人との会話に至るまで……さまざまな状況で見聞きした言葉の中で、ワタシの心が奮えたものの記録です。
posted by しがない物書き椿屋 at 19:09 | Comment(6) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2013年04月09日

夢=目標

今日は、この春から新しく行くことになった
青山ビューティ学院高等部京都校」(以下、abgと明記)の入学式。

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記念すべき一期生は8人。
午前中の式にはテレビの取材も来て、
教員も全員参加して生徒と父兄を迎える。

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その様子は、KBSのニュースでも紹介された。

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学校長の78歳とは思えない若々しい肌にいつも驚く。

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入学式の最後には記念撮影も。

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ワタシもけっこうガッツリ映ってたけど、写真はないでーす(笑)


昼休憩を挟んで、午後からは
学校長・小林照子の「和談」という授業。
輪になって座り、「私の夢」を語るというもの。
夢は、言葉にしてこそ叶う。
語り、書き、夢を共有すること。
口にした夢を実現するために励むこと。
そうしてこそ、夢はつながり、広がっていく。
夢を夢のまま終わらせず、諦めることなく、
実現していくためのプロセスとして
abgでは1年に2度、こういった授業を行う。
漠然とした夢を一歩ずつ明確な目標にしてくために。

彼女たちの夢は、
メイクアップアーティスト、ネイリスト、ショップ店員、女優とさまざま。
それぞれに体験と想いがあって抱く夢が自己紹介とともに発表された。
そして、我々教科担当者たちは、彼女たちの目指すものを知った上で
それらのサポートとなるような指導を行う、というわけ。
大阪のガッコーとはまた違った、明確に将来を見据えた上での授業。
これは面白くなりそうだ。

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posted by しがない物書き椿屋 at 18:34 | Comment(4) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2012年12月17日

冬休み

テストの結果がよかった生徒も悪かった生徒も、
答案返却がすんで気分は休みに突入。
クリスマスに初詣、どんどこ遊びなはれ〜!
デートしなはれ〜!!と煽りつつ(笑)
かくいうワタシも冬休み。

クリスマスは仕事、正月は年賀状(寒中見舞か…)作成で
出かけてる暇なんてないけども。
その前に東京へ行ってくる!
もうすぐ千秋楽を迎える劇団四季『ウエストサイド物語』が目当て。
団こと葉ちゃんの美しい背中を拝んでくる(笑)

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東京珍道中のリポートはまた後日。
リポートといえば…、有川浩著「旅猫リポート」泣かされる。
ラブコメ要素が減った分、家族についての描写が秀逸。
この作品は来春舞台化されるんだが、東京公演だけなんよね。
行きたいぜ。
posted by しがない物書き椿屋 at 21:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2012年11月26日

リクエスト

Tの話題をブログに採用したら
「せんせー、あれってTのことですよね!」
「オレもブログに登場できるように頑張ります!」
などと、言われる中…
「毎日せんせーのブログ見てるけど、最近更新されてないですよね」
と、女生徒Kに指摘された。

うん、そうね。
ついついTwitterで発信欲が満たされて放置気味なんは認める。
なので、これからは出し惜しみせずにネタを放出するか。

つきあって1年記念の日付がかわる瞬間にメールできずに
彼女にめっちゃ拗ねられた話とか。
どのタイミングで彼女のお父さんに挨拶すべきかという悩みとか。
彼女の家に遊びに行ったら、必ず仏壇に線香上げる男子のこととか。
重いってフラれた男子の傷心についてとか?

小ネタはいろいろあるので(笑)
現代文担当から恋愛相談室の室長みたいになりつつあるけど
まあサンプル蒐集のために毎日彼らの声に耳を傾けよう。
posted by しがない物書き椿屋 at 22:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2012年11月19日

紅葉ではなく、黄葉。

空気に冬の気配を感じる秋。
テレビも雑誌も紅葉特集だらけ。
でも、ワタシはあえて黄葉で。

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週末、友人の結婚パーティにお呼ばれしているので
そのとき着る心積もりのキモノに合わせたネイルに!

ところで。
ネイルといえば…

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祭男(御輿担いで手にマメつくりまくり)のTから
修学旅行の土産にともらった爪ヤスリ。

「せんせーに土産買ってきてんけど。爪ヤスリ」
「あら、そーなん?」
「でも、せんせーいつもサロン行ってるんやろ?」
「そうやけど、ヤスリは使うよ」
「あ、ほんまに? そしたら明日持ってくるわ」

なんて、濃やかな心遣い。
しびれるね!
モテ要素とは、きっとこういうこと。





〜本日のささこと〜
「『満足』は単なる自分の感情だが、『納得』は相手との折り合いである。」
R25「結論はまた来週」第172回『満足したら終わりです』(文・高橋秀実)より




※「ささこと」とは、刺さった言葉の略。小説、マンガ、ドラマ、映画、さらには友人知人との会話に至るまで……さまざまな状況で見聞きした言葉の中で、ワタシの心が奮えたものの記録です。
posted by しがない物書き椿屋 at 20:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2012年11月18日

ドイツ土産

2年生がドイツから無事帰国して、
あたしもありがたいことにチョコなぞもらった。

そんな中、
3年の授業に行ったらひとりの男子生徒が
「せんせー、これ見てくださいよ〜」と
袋にどっさり入った土産物を見せられた。
人気者でよろしいこっちゃ、と思っていたら
「これ、全部ひとりの後輩からなんですよ!」とのこと。

え、
多くね??

「しかも、男からなんすよ!」と周り。

だから、
多くね??

あたし負けたよ……
posted by しがない物書き椿屋 at 20:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2012年08月25日

語句100問テスト

一学期に小テストを行った全範囲から
100問の復習テストを行ったら、

「せんせー!1問何点ですかー?」

と、各クラスで訊かれる。



「100÷100は1ですが、何か?」
posted by しがない物書き椿屋 at 15:50 | Comment(2) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2012年08月11日

教員免状更新講習

必須講習12時間+選択講習18時間=30時間
受講料30,000円(自腹)

なんてめんどくさい!!
受講者も大学側も教授陣も。
難儀なシステムだこと。

本来は指定された2年間で受講して認定手続きをするのが、
去年すっかり忘れてて今年中に何とかしないと
ワタシ来年度から働けないことになるので
気合で立命館大学に潜り込んできたわけ。

まずは、8月2日と3日で「教育の最新事情」を聴講。
だいたい9:30〜17:00で、最後は筆記試験も受ける。
次に、5〜7日が「映画で学ぶ教育方法論」。
こちらも最終日に映画評論の筆記試験がある。

午前と午後で1本ずつ映画を鑑賞して、その分析。
を3日間繰り返してきた。

あの子を探して
『いまを生きる』
パリ20区、僕たちのクラス
『陽のあたる教室』
『青い鳥』
『あおげば尊し』

が、ラインナップ。
うち観たことあるのが4本。

改めて、「教育」の視点から見ると
いろいろな発見があって興味深かった。
公開時は生徒側だった自分がいまは教師側になってることも
見る目の変わっている要因のひとつ。
また、作品を見た現役教員たちが意見交換をするのも新鮮!
思ってもみない点を指摘されたりして。

例えば、『あの子を探して』の少女は
いったいどの時点で教師になったのか?
という問いに対してでも

ワタシは委員長の日記を読み上げたときと考えたが、
他の先生方からは
最初に村長が「新しい教師だ」と紹介したときや
テレビを通して少年に呼びかた瞬間や
最後まで教師にはなっていないと
さまざまな意見が出てきた。

ほほう。
面白いもんだ。

ちょっと貴重な体験をした講習だった。
払った分くらいは何かを持って帰るぜ!という目標は
まあ、概ね成し得たのではないか、と思っている。
果たしてこの制度、このまま続くのかしら?
また10年後、手続きせなあかんかと思うといまからめんどくさいダッシュ(走り出すさま)

posted by しがない物書き椿屋 at 18:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2012年06月01日

クールビズ

6月になり、衣替えの季節。
うちのサルどもは、「暑い、暑い」と繰り返し
シャツを脱いで下敷きで仰ぎながら
冷房を21度に設定して、そのくせ窓を開ける。

なんでや。

節電の夏を甘く見るな、サルどもよ。

posted by しがない物書き椿屋 at 19:17 | Comment(4) | TrackBack(0) | ガッコーだより
2012年05月16日

中間テストと祇園祭と。

「センセイ、やっと彼女が元カレと切れてくれたわー」
「センセイ、ここ触って!(と、腹部を触らされる)アバラやってもーてん」
「センセイ、インクとんだからシャツ洗ってきていっすかー?」
「センセイ、今日は地味っすね!(他の先生には否定される)」
「センセイ、神戸でデートするならどこがいいんですか〜」
「センセイ、どこで服買ったらいいと思いますかぁ」
「センセイ、」
「センセイ、」
「センセイ、」


「そうかそうか。そりゃよかった」
「(サポーターつけてるとこ触って確認させなさんな)」
「その赤インク取れるんか…?(洗った後は窓に干す)」
「黒い=地味とちゃうやろ」
「最近行ってないから責任持てません」
「服?誰の?どんな?というか、大阪で買えばよろし」
「はいはい、」
「はいはい、」
「はいはい、」
あーもー、やかまし!!!

男子クラスは概ねこんな毎日。
そんな中、来週ある中間考査の問題作成と
祇園祭に向けて制作中の仕事で頭がいっぱい。
5月と7月を行ったり来たり、だ。
posted by しがない物書き椿屋 at 20:51 | Comment(3) | TrackBack(0) | ガッコーだより
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