いまどきの教科書には、「調べてみよう」という教えの中で
インターネットを利用した情報収集法が丁寧に説明されている。
検索エンジンとは、とか、リンク集について解説がある。
図書館や資料館についての明記はたった一文程度。
そんな時代。
さらにいまどきの学校のトレイには性教育についてのポスターが
個室ごとにババーン!と掲示されている。

「性感染症、はやっています。中絶、京都でも多いです。」
なんちゅうキャッチや。
危うく、黒猫のキャラクターに和まされるところやった。
その上、読み終えたばかりの「もうおうちにかえりましょう」穂村弘著では
次のような文章がさらりと書かれていた。
先日、目医者の看護婦をしている友人からこんな話を聞いた。
「母親に連れられてきた小学生の女の子が『目が変』って云っててね。見ると睫毛にきらきら光るものがいっぱいついてるの」
「へえ」
「それ、何だったと思う?」
「うーん、ラメかな」
「全部、毛ジラミの卵だったの」
「……それって」
「たぶんフェラチオしてて男から移されたんだよね」
愛の世界はホラーからホラーへ、とびびりながら私は思った。
しかもこれ、文庫本が出たのは2010年8月だが
単行本が出版されたのは2004年6月。
加えて、初出は2002年3月号とあるから慄く。
8年前――もはやイマドキにも程遠い。
〜本日のささこと〜
「実のところ、わたしの身体のどこにいったいプライベート(私的)と呼びうる領域があるのだろうか。」
「新編国語総合」所収『爆弾のような問い』鷲田清一(東京書籍)より※「ささこと」とは、刺さった言葉の略。小説、マンガ、ドラマ、映画、さらには友人知人との会話に至るまで……さまざまな状況で見聞きした言葉の中で、ワタシの心が奮えたものの記録です。
posted by しがない物書き椿屋 at 19:55
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