京都市美術館で開催されている「ゴッホ展 空白のパリを追う」。
たくさんの資料。
行儀よく並んで進んでいく列。
画を観るというのはもっと自由でいいんじゃないか。
興味のない画に立ち止まる必要なんてないし、
琴線に触れた作品を一時間眺めていたっていい。
それをどんなふうに描いたか、よりも
それを観てどんな思いになるか、の方が大切だろう。
標準的な目線よりも高く掛けられた作品たちの下には
その技法や描かれた場所の写真まで添えてあって、
何とも押し付けがましい展示法だった。
売れるために試行錯誤を繰り返し、模索した足跡を
ああまで赤裸々にされてうれしい作家などいるのか。
イラストレーターの辻ヒロミ嬢と一緒に行ったので
彼女のそういった作家の立場に立った視点も興味深く。
情報過多で、感覚よりも知識から入る誘導が残念な展覧会だった。
もちろん、何を求めて美術館に行くかは人それぞれ。
その「何か」を明確に自覚していることが
絵画鑑賞のコツなのかもしれない。
観終わった後は、向かいの京都国立近代美術館内にある
疎水に面したガラス張りのカフェで一息。
ここはテラスもあって、桜の季節は花見スポットに。
この時季だけの桜紅茶や、桜の生菓子なども。
同じく1階にはバーもあって、このカラフルさがかわいい。
岡崎エリアでは、ちょっとした穴場的憩いの場。