小春さんの故郷は島根で、けっこう頻繁に(ワタシと比べて)帰省している。
実家の話を聴くこともあったり、実家で葬式の話題が増えたり(苦笑)
いまのガッコーが法然の教えを理念としていることもあって
(毎月25日に行われる「御忌式」に出席したことはないけども…)
もともと興味深かった寺社仏閣について、もっと知りたいと思うように。
そんな気持ちのベクトルに添うように、最近増えた社寺漫画が響く。
例えば、禅寺に生まれた杜康潤が跡を継いだ実兄をモデルに
お寺でのあれこれを面白おかしくまとめた「坊主DAYS」(新書館)。
他にも、お寺だけでなく神社と教会の息子3人組が
ドタバタと毎日を過ごす「さんすくみ」(絹田村子/小学館)や、同じ3人でも、
こちらはお寺で暮らす三姉妹の日常を描く水沢めぐみの「寺ガール」(集英社)。
かと思えば、お寺の娘が家業を継いだ物語「住職系女子」(竹内七生/講談社)もあったり。
実家の副住職になった青年の言い訳三昧な悶々ライフが楽しめる
「お慕い申し上げます」(朔ユキ蔵/集英社)も注目されている。
ざっと思いつくだけでも、これほどのバラエティに富んだラインナップ。
え?そうなん?!という仰天エピソードをはじめ、
跡継ぎならではの葛藤や反発、各宗派の教えや仕事に対する想い。
とくに「坊主DAYS」「坊主DAYS2 お寺とみんなの毎日」は
身近なネタを客観的に綴っていることもあって愉快なネタが満載!
堅苦しいのが苦手な人もコミックスなら気軽に楽しめるのでは。
知っておいて損はない宗教の話。